バングラデシュのお話。

庄内事業所ではバングラデシュから3名の研修生を受け入れ、リサイクルに関する研修を行っています。
その関係でバングラデシュの話をひとつ。

バングラデシュはあまりなじみがない国だと思いますが、国旗は日本と似ていて日本の国旗の白地をグリーンにすると、ほぼバングラデシュの国旗になります。
国旗が似ているからではないのですが、親日国です。
人口は一億六千万人なので日本より多いのですが、国土は狭いため人口密度は非常に高く首都ダッカは東京と比較するとその2倍の人が住んでいる計算だそうです。
確かにダッカで見たときは人と車が道路にあふれていると思いました。

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そして、走っている車の乗用車は80~90%が日本車です。
バングラデシュはガソリン価格が高いため、自国で産出する天然ガスで走れるように改造されています。
その所為だろうと考えているのですが、日本では壊れないエンジンが早く壊れるそうです。
(最近は新しいベーパーライザー?のおかげで、エンジンの寿命が延びたらしいです)
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リキシャ(左)と呼ばれる3輪人力車と、独特な形のCNG(右)と呼ばれる3輪自動車が走ります。
バングラデシュの道路は自動車とバスとバイクCNG、リキシャ、自転車、人のスープです。
(言いすぎかな?)
バングラデシュでは各々が好きな様に走るので、車線があっても関係ありません。
隙間があれば入り込むので信号がない交差点は頭を先に入れた者が勝ち。
たとえ反対車線であっても行けると思うと突っ込みます。
そんな車に乗っていると対向車とぶつからないか下手なジェットコースターよりビクビクです。
そんな訳でひどい渋滞が慢性的に起きていて20km走るのに1時間半から2時間でした。
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でも、渋滞のおかげで大きな事故は無いらしく、その上道路上で止まった車に物を売る商売が成り立っています。(左)
リキシャは渋滞の元凶と言われていてダッカでは規制があるみたいです。
日本人としては経済的損失を考えますが、バングラデシュの人はあきらめています。
渋滞をなんらかで解消すると、路上販売が出来なくなるので困る人も出てくるわけですからそれらの人をどうするかの問題がでてきます。
(解消できるなら気にしないでやりそうですが)
特に、渋滞に関しては実際に遭遇しないと分からないと思いますので体験をお勧めします。
行かれて体験したらイライラしないことを祈ります。
今回はこの辺で。